ポルシェ(Porsche)といえば911シリーズをはじめとした高級スポーツカーブランドだが、最近では電気自動車に力を入れている。
初の量産EVモデルであるタイカン(Taycan)が9月4日にワールドプレミア。そのタイカンの公式ティザー動画が公開されているが、これがかなりかっこいい。
電気自動車はスポーツカーとして面白くないと思われるかもしれないが、加速性能ではガソリン車を凌駕する。動画はその加速性能を存分にアピールする内容となっている。なんと空母の上をタイカンのプロトタイプモデルが急加速して急停止する映像なのだ。
舞台はアメリカカリフォルニアの米航空母艦ホーネット(The USS Hornet)のデッキ。船の上から戦闘機が離着陸する場所だ。
レーシングドライバーのシーア・ホルブルック(Shea Holbrook)氏が運転するタイカンは静止状態の0mphから90mph(時速145キロ)へ急加速した直後、急ブレーキで完全停止。この間10.17秒。これを空母のデッキ上でやってのけたのだ。
距離が限られた空母の上で、海に向かって走るスリリングなテスト走行はとにかくかっこいい。
ポルシェはこの極限状態で加速性能やブレーキ性能を存分に示したのだ。
わざわざ空母で走行する必要はなかったのだが、あえてギリギリの状態で行うことでその性能を際立たせることができるうまいマーケティングである。これらのマーケティングの積み重ねがポルシェの楽しい走りのイメージを作りブランドイメージを強化していく。
1分程度の短い動画なのでぜひご覧いただければと思います。
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