どうも、マクリーです!
就職先として大企業かベンチャーのどちらが良いか?
どちらも経験したまくりぃがそれぞれのメリットやデメリットを実体験をもとにお伝えします。
大企業キャリアのデメリット – 上司多すぎ&承認遅すぎ問題
今日は大企業での上司が多すぎて企画の承認が遅すぎる問題点について書いていきます。なかなかクソみたいな状況が起こります。
多すぎるレイヤー
大企業は組織のレイヤー(層)が何重にも重なっています。事業部があり、本部があり、部署があり、課があり、チームがあり、先輩後輩の関係があります。
案件の決裁を通すには…
何かの案件を実行するにあたり凛義の承認を得たいとします。その為に何回も何回も会議を行う必要があります。
まず先輩との壁打ち→直属上司の係長(グループ長)との会議→課長との会議→部長との会議→本部長との会議→役員との会議…
これが全てスムーズに行くことは稀で差し戻しを受け、また先輩や直属の上司と企画を練り直して… などなど。また他部署が絡むとさらにすり合わせの会議が必要になります。大きな予算だと経理部や統括本部の承認も必要になります。
また古い企業だと毎回資料を作り込み印刷して、綺麗に折り目をつけて(無駄に多い)人数分を準備します。少しでもミスがあると資料の作り直しです。それをすべての会議で毎回やります。
本当に気の遠くなる作業です。数億円の大きなプロジェクトだと数ヶ月かかることはよくありました。
これが大企業は決断や実行が遅いと言われる所以の一つです。
資料作りの日々
古いタイプの上司に当たってしまうと残念です。資料の「てにをは」ばかりを指摘され続けます。文章を正しく書く必要はあるので、その指摘は正しいです。ただ、残念な上司はてにをはしか指摘できないのです。企画内容自体はほぼスルー。私の職場ではそんな上司がゴロゴロいました。
会議に向けて資料を印刷して見て頂きます。そこで指摘される度に資料を修正して印刷。また修正して印刷。。夜遅くまで何をやってるんだろうと思うことも多々ありました。
ベンチャーなら一瞬で稟議が承認
ベンチャー企業では良くも悪くもスピード感があります。稟議はSlackなどのチャットやサービス上で行い、決裁者の時間さえ空いていれば、また企画の内容自体に問題さえなければ1日かからず一瞬で承認されます。
大企業からベンチャー企業に移った時に感じた最も大きなカルチャーギャップの一つでした。
凛義の承認プロセスはメリット・デメリットあり
こう書いてみるとベンチャー企業のスピード感万歳!的な印象になっていまいますが、もちろん長所と短所、向き不向きがあります。
大企業では何人もの目を通すことで、間違いが起きないように仕組み化されています。大企業だと基本的に動く金額が大きく(私も数10億円動かしていました)判断が難しいのです。また失敗により社会的な批判も受けやすいのです。絶対ミスを犯してはいけない大企業ではある程度仕組みで解決する必要があります。逆にベンチャー企業ではスピードが命なのでとにかくすぐにトライしてみます。金額は小さく、失敗してナンボの世界なので当然です。実際に失敗も多いです。
とは言え、今の大企業のスピード感は競争力を落とす大きな課題であると感じていました。そして社員のモチベーションとしても大きな課題です。会議日程を調整して資料を作ることが仕事になってしまい、本来なすべきこと、成し遂げたかったことを見失ってしまった人を何人も見てきました…
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