どこでも働けて、飛行機での出勤もOK|ヤフーの働き方改革

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リモートワークをリモートワークに対して積極的な企業とオフィス勤務を重視する企業に分かれてきました。

IT企業のヤフー株式会社は2022年4月1日より「どこでもオフィス」という人事制度を拡充し、リモートワークを推進していきます。約8,000人の社員にとって最適な働き方をしてもらうことでウェルビーイングつまり幸福度が向上し、パフォーマンスを最大化させることを狙いとしています。

ヤフー「どこでもオフィス」制度の概要

すでに導入されている制度でも日本国内であれば好きな場所で自由に働けることになっていました。ただ、出社指示があった場合は午前11時までに出社できる場所に制限されていました。新たにこの制限が撤廃され、本当にどこでも自由に居住地を選択が可能になりました。新たな制度では、通勤手段の制限も無くして特急や飛行機などでも通勤を可能としました(従来から新幹線はOK)。合わせて交通費の上限も撤廃されました。さらにどこでもオフィス手当てとして毎月最大10,000円の補助支給、希望者へのタブレット端末貸与、懇親会費として1人あたり月5,000円までの補助などが追加されました。なんとも羨ましい限りの待遇です。

ヤフー新人事制度の背景

ヤフーのこの決断の背景としては、多くの企業がニューノーマルの時代の中でテレワークなどを取り入れる中、「どこでもオフィス」という制度を設け、無制限でリモートワークを実施できる新しい働き方を推進してきました。そして9割の社員がリモートワークで業務に従事し、社員アンケートでは9割の社員がリモート環境でもパフォーマンスへの影響がなかった、もしくは向上したと回答した結果が出た。リモートワークをさらに拡大することでパフォーマンスを落とさず、むしろ向上させていくことを目指しています。またこの制度が優秀な人材の採用や人材の繋ぎ止めに効果を発揮するとも考えられます。

リモート or 出社 どちらが最適?

世の中的には逆にオフィスでのコミュニケーションなどの重要性が改めて見直され、可能な限り出社をルールとする企業も増えています。業界業種により最適な勤務形態は異なると思います。また社員側がどちらを選ぶかで採用市場での優劣も出てくると思います。ニューノーマル時代、どんな働き方が最適なのかまだ答えが出ていない状況の中各企業が試行錯誤している段階です。判断が別れた企業同士を比較して何が最適なのか見極めていきたいですね。

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