CREC法(クレック法)とは?分かりやすい文章やトークの構成が出来る必須のビジネススキル

キャリア

皆さんは文章やトークでわかりやすく相手に伝えることが出来ますか?伝えている内容が分かりにくいと言われた事がありませんか?もし文章力やトーク力に不安があるという人はぜひCREC(クレック)法というのを意識してみて下さい。ビジネススキルとして必須のCREC法を意識するだけで、簡単にわかりやすい構成で伝えることができます。

説得力のあるCREC法とは?

CREC法のメリット

トークや文章をわかりやすい構造にする考え方としてCREC法というものがあります。CREC法のメリットとしては、CREC法を活用することでいつでも筋の通った論理的な構造で考えを伝えることができるようになります。文章を書く場合だけでなく、話をする際にもCREC法を活用できます。

CREC法はロジカルシンキングやクリティカルシンキングにおけるコミュニケーションの基礎だと考えられます。

CREC法の意味

これは以下の頭文字から来ている言葉です。

C:Conclusion(結論)
R:Reason(理由)
E:Example/Evidence(具体例/根拠)
C:Conclusion(結論)

この順番だと簡潔に説得力を持って伝えることができるというものです。

また、近しい概念としてPREPというものもあります。これは以下の頭文字をとってできた言葉で、CRECのC=Conclusion(結論)が、P=Point(結論)となっており同義の構成方法です。

P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(具体例)
P:Point(結論)
man writing on paper

なぜCREC法がわかりやすいのか?

業務の中で部下などからテキストや口頭で報告を受ける時、だらだら話されると聞く気をなくすことがあります。わかりにくい伝え方について、主な原因は以下だと考えられます。

  1. 話の結論やポイントがなかなか見えない
  2. 主張の理由がない
  3. 主張が抽象的すぎる

上記の課題に対して、CREC法を使用すれば簡単に解決することができます。

1.の結論が見えないことに対して、CRECの一つ目にCがあります。つまり結論ファーストで構成がスタートしています。結論から述べることで、まず主張が何か相手に伝えることができます。

2.についてはCRECの2つ目のRで理由を述べることができます。

3.についてはCRECの3つ目のEで具体例を述べることで、主張に具体性を加えることができます。

このようにCRECを意識して文章やトークを構成することで、自然とわかりやすく説得力のある内容にすることができます。

CREC法の具体例

それでは、CREC法を用いた文章を見てみましょう。以下の文章は今私が適当に考えたものなので、稚拙な内容ではありますが…論理構造としてはとても分かりやすいと思います。

(C:結論)ビジネスで成果をあげたいのであれば、健康を大事にするべきだと考えます。
(R:理由)なぜなら不健康な状態であれば仕事の効率が悪くなる為です。
(E:具体例)例えば不健康な状態であると集中力が維持できず、仕事の効率が落ちてしまいます。また、病気で仕事を休むことで、その間仕事が止まってしまいます。
(C:結論)だからビジネスで成果をあげるには健康を大事にすると言える。

ちなみに本ブログ記事はCREC法を思いっきり意識して構成しています。ちょっと無理矢理感があるかもしれませんが、CREC法の記事なのでそのままCREC法を用いて書いてみました。

man standing in front of people sitting beside table with laptop computers

CREC法を意識することで伝わりやすい文章へ

私自身ビジネススクールの講座でCREC法を学ぶ機会がありました。それ以降は業務の中で、意識的にCREC法を使用することで、コミュニケーションが非常にスムーズになった実感がありました。

CREC法が身につくまでは常にC、R、E、Cと書いて、文章を書き始めるのがいいと思います。

CREC法を用いて結論→理由→具体例→結論と文章やトークを構成することを意識することで、コミュニケーション能力をあげていきましょう。

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