あなたはポジティブ?ネガディブ?もしネガディブな考え方をする人であれば、周りから嫌われている可能性が高いです。本記事の前半ではネガティブ思考な人が嫌われることについて、後半ではネガティブ思考な人が優秀なのかについてお伝えしていきます。
まずネガティブ思考とは物事を否定的に考えることと定義します。ネガティブ思考人材とはさまざまな面で物事の負の側面ばかりを捉え、否定的なことを言うような人のことを指します。
上司からみたネガティブ思考人材
もし部下がネガティブ思考人材であれば、どんな指示を出しても動き出しが遅いです。負の側面から考えるので、動くよりも先に苦言を呈し心配し始めます。上司としては指示に対しとにかく受け入れて動いてほしいと思うものです。
部下から見たネガティブ思考人材
もし上司がネガティブ思考人材であれば、部下の行動に対し否定的な指摘が多くなります。「(細かいことに対して)なぜこれをやっていない」「なぜそう思ったの」「なぜこの方法にしないのか」と詰めることが多いです。ミスをした時などは、なぜなぜを繰り返し気分は落ち込むばかりです。
ネガティブ思考人材は嫌われる
その人材が上司であっても部下であっても、マイナスの側面ばかり気にして苦言を呈したり、詰めるような指摘をする人は嫌われやすいです。周りが必要だとは思わない細かいことにまで気にされると、ポジティブ思考人材からすると鬱陶しいと思うものです。そんな人が一人でもいると組織としては暗くなりがちです。
ネガティブ思考人材は優秀か
ここまではあくまで精神面での評価について記載してきました。しかしその人材が優秀かどうかは、周りから好かれるか嫌われるかだけでは評価できません。
成果を出すかと言う観点ではネガティブ思考人材にはメリットとデメリットがあります。
メリットの例としては以下です。
・慎重に物事を判断することができるので、細かい点まで設計することでミスや失敗を防ぎやすくなる
・もっと良くすることが出来ないかといった視点が持てれば、仕組みやサービス、商品などの改善しやすくなる
・さまざまなことを心配するのでリスクに対して準備がしやすくなる
・組織に規律や緊張感を持たせることができる
・細かいことまで指摘することで人材の育成に寄与することができる
またデメリットとしては以下です。
・慎重に考える時間が長く、行動のスピードが遅くなる
・未知のことを心配する為、新しいチャレンジがしづらくなる
・組織の雰囲気が悪くなり、コミュニケーションが非活性化する
・周りの人材のモチベーションが下がる
ネガティブ思考人材が仮に嫌われていたとしても、大きな成果を上げたり、組織にとってなくてはならない重要な役割を担うことも多々あります。
ネガティブ思考人材が優秀かどうかは、業界や職種、求められる役割などで大きく変わってきます。
ミスが許されない業界、品質が重要な業界、一つのミスが大きな経済損失につながるような大企業、経理や法務などのバックオフィス系職種や品質管理系職種などではネガティブ思考人材の強みが大きく生かされて優秀と評価される可能性が高くなります。
一方で新しい市場を開拓する新規事業やベンチャー企業などではスピードやチャレンジ精神が重要なので、ネガティブ思考人材の弱みが足を引っ張ることとなり優秀ではないと判断される可能性が高くなります。
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